Story
複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢を叶えた真唯子。
彼女の教え子・章子のもとにある日、一通の手紙が届く。
差出人は――「20年後のわたし」。
半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の新しい恋人からの暴力、壮絶ないじめ、そして信じがたい事実が彼女を容赦なく追い詰めていく。
深い絶望の中、章子は唯一心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立てるのだった。
そんな章子を救おうと真唯子は、残酷な現実と社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。
誰もが過酷な運命に吞み込まれようとする中で、「未来のわたし」からの手紙が導くのは、希望か。
それとも、さらなる絶望か――。

黒島結菜 篠宮真唯子 役
Comment
湊かなえさんの原作で監督が瀬々さんと聞いて、ぜひ参加させていただきたいと思いました。
この作品は、子どもの貧困問題について描かれています。
何度も辛く苦しい気持ちになりました。
とてもハードな撮影の中、子どもたちの熱く
切実な思いを感じ、私は何ができるんだろうと
日々考えていました。
この現実を多くの方に知ってほしい。
子どもたちの未来のために。
その一心でした。
はやく皆さんに届いてほしい作品です。
Profile
1997年生まれ、沖縄県出身。
2013年に『ひまわり~沖縄は忘れない~』で映画初出演。『カツベン!』(19)で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。その後、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(22)ではヒロインを務めた。
主な出演作に、『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『明け方の若者たち』(21)、『鋼の錬金術師』シリーズ、『シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』(23/声の出演)、『パレード』『夏目アラタの結婚』(共に24)、『港のひかり』(25)など。
瀬々監督作品への出演は『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)以来、2作目となる。